MEDICAL
GENERAL DENTISTRY 一般歯科
一般歯科とは、むし歯治療や歯ぐきの治療、入れ歯の製作など、通常患者さまが歯科医院に通院した際に受ける治療のことです。「歯が痛い」「歯ぐきが腫れた」などの症状が出てから受診するのではなく、少しでも気になる事があれば早めに受診することをおすすめします。早期に発見することで、治療が痛みを感じることが少なく終わり、期間も短く済むことが多いです。
01.むし歯治療
むし歯の進行状態は、COからC4の5段階に分けられます。以下のように、各段階によって症状や治療法が異なります。
- C0初期のむし歯
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再石灰化が期待できる状態。歯の表面が少し溶けて白く濁りますが、ぱっと見では変化がわからず、自覚症状もありません。正しい歯磨きやフッ素塗布で改善します。
- C1エナメル質の むし歯
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エナメル質(歯の表面)が溶けてくぼみができますが、痛みはありません。経過観察を行うか、むし歯になっている部分を取り除いて詰め物をします。
- C2象牙質の むし歯
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象牙質(エナメル質と歯髄の間の層)までむし歯が進むと、冷たいものや甘いものがしみて痛みが出ます。むし歯を削りますが、小さければ詰め物で、大きければ被せ物で補います。
- C3神経に進行 したむし歯
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歯髄(歯の神経や血管)までむし歯が進むと強い痛みが出ます。歯髄を取り除く治療を行ない、取った後の根の穴を消毒し詰め物をします。その上から被せ物で補います。
- C4歯根に進行 したむし歯
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歯の根だけが残り、歯髄が腐敗している場合は消毒に回数がかかります。膿がでている場合は詰め物をするまでに10回以上かかることもあります。また、予後が悪い場合には抜歯をするケースもあります。
02.歯周病治療
歯周病の原因は歯と歯ぐきの間にある溝に溜まった細菌です。歯周病が進むと歯を支える骨を溶かします。 治療は溝の中にある歯石や汚れを取り除くことが中心になります。溝が非常に深い場合には手術を行うこともあります。
スケーリング
歯と歯ぐきの間の溝には少しずつ歯垢が溜まっていきます。それらがまとまって硬くなったものを歯石といいます。歯石は歯磨きでは落とせないため、専用器具で歯石を取り除く『スケーリング』という処置を行ないます。
SRP
スケーリングを行なった後、歯と歯ぐきの間の溝の深いところに溜まった歯石を取り除く『SRP』という処置を行ないます。歯の表面をツルツルにすることで、歯垢が再びつくことを防ぎます。
その他の治療法
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フラップ手術
- 歯周ポケットが深くなると、歯ぐきを切開して歯根が見える状態にして、歯石や感染した組織を取り除きます。次に歯ぐきを元に戻して縫合します。
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エムドゲイン療法
- 歯周病が進行して歯槽骨などの歯周組織が破壊されてしまったとき、専用のお薬を用いてそれを元の状態へと再生させる治療法です。
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3DS
- 3DS(Dental Drug Delivery System)は、歯周病菌やむし歯菌を減らすために、専用の薬をマウスピースに入れて装着し短期的に疾患リスクを取り除く口腔内除菌法です。
03.その他の治療内容
当院では、むし歯、歯周病の治療以外にも、下記のような治療も行っております。
- 歯の欠損
- 歯を抜いた後、放置をしてしまうと食べづらいだけではなく、歯並びがガタガタになってきて、むし歯や歯周病のリスクを高めます。そのため、何らかの形で補う必要があります。歯を失った場合の選択肢として、インプラント、ブリッジ、入れ歯があります。インプラント治療は、あごの骨にインプラント(人工歯根)を埋め込み、その上に人工歯を取りつけることで、歯と同じように食べることができ、見た目も自然なものになります。ブリッジは違和感が少なく噛む力も比較的回復しますが、隣接する歯を削ることや力の負担をかけるデメリットがあります。入れ歯は、比較的容易に製作可能ですが、違和感が強く痛みが起きることがあり、また、あまり強い力で噛むことはできません。
- 口腔外科
- 口やあご、顔面などの病気を扱います。病気やけがなどによる唇、頬、舌、唾液腺、あごの骨などの外科的な処置を行なったり、神経性疾患や口臭症などの内科的疾患にも対応します。身近なところでは、親知らずの抜歯や、顎関節症なども含まれます。なお、当院では口腔外科の専門医(非常勤医師)により、大学病院などの大きな病院に行かなければできなかったような症例でも対応可能です。
- 予防
- 歯医者で受ける治療は、むし歯や歯周病など、なにか困ったことがあってから受けるものと思われがちです。しかし、病気になってから治療を受けると、治療期間が延びたり、治療費がかかることが多く、治療に痛みを伴いやすくもなります。そのような事態を避けるためにも、定期的に検診を受け、病気の早期発見・早期治療を受けることが大切です。また、それ以上に大切なことが、病気にならない事です。日常的にご自身で歯磨きを行うことが最も重要ですが、定期的に歯科医院で適した清掃用具を用いて正しい歯磨き指導を受け、またPMTC(歯面清掃)やスケーリングなどでご自身では落としきれない汚れをとることで、さらに健康的なお口を保つことが可能になります。なお、お子さまの場合、フッ素塗布や、シーラント(歯の噛み合わせ面の溝を埋めること)はむし歯予防に役立ちます。
ORTHODONTIC DENTISTRY 矯正歯科
悪い歯並びや噛み合わせを、きちんと噛み合うようにして、きれいな歯並びにする歯科治療です。しかし、きれいな歯並びにするために、健康な歯を削って「差し歯」にする治療は、矯正歯科の治療ではありません。矯正装置を通じて、歯やあごの骨に力をかけてゆっくりと動かして、歯並びと噛み合わせを治していきます。
01.矯正治療の必要性
矯正治療はなぜ必要? 歯並びがガタガタしていたり、上下のあごの歯並びがお互いにちゃんと噛み合わない状態を「不正咬合」といいます。 この不正咬合をそのままにしておくと、・正常な呼吸ができない(呼吸)・食べ物がよく噛めない(咀嚼)・食べ物がよく飲み込めない(嚥下)・ことばが明瞭でなくなる(発音)・むし歯になりやすい・歯周病になりやすい・口臭の原因になる・あごの関節に負担をかける・歯を折ったり、ケガをしやすい ・笑顔に自信がもてない などの問題がでてきます。
不正咬合の種類
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八重歯・乱杭菌 (叢生 そうせい) - あごの大きさに比べて、歯が大きいことが原因で、歯並びが凸凹になったり重なり合ったりしている状態を言います。
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すきっ歯 (空隙歯列 くうげきしれつ) - あごの大きさに比べ歯が小さかったり、歯の数が少ないために、歯と歯の間に隙間が目立つ歯並びをいいます。
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出っ歯 (上あご前突 じょうがくぜんとつ) - 上の前歯が強く前に傾斜していたり、上の歯並び全体が前に出ているかみ合わせです。また下のあごが小さかったり、後ろにあることで見かけ上、出っ歯にみえることもあります。
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受け口 (下あご前突 かがくぜんとつ) - 下の歯が上の歯より前に出ている噛み合わせです。上下の前歯の傾きに問題がある場合と、上下のあごの大きさに問題がある場合があります。
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前歯が閉じない (開咬 かいこう) - 上下の歯を噛み合わせた時に、前歯が開いてしまい、噛み合わない症状です。前歯で食べ物をうまく噛みきることができないだけでなく、正しい発音ができないことが多いです。
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深い噛み合わせ (過蓋咬合 かがいこうごう) - 上下の歯を噛み合わせた時に、上下の前歯の重なりが深い症状です。重なりが大きいと下の前歯が見えないほど深く噛み込んでいる場合もあります。
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交叉咬合 (こうさこうごう) - 上下の歯を噛み合わせた時に、上の奥歯が下の奥歯よりも内側にあり、上下の奥歯が逆の嚙み合わせをしている症状です。
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鋏状咬合 (はさみじょうこうごう) - 「シザーバイト」とも呼ばれ、上の奥歯が外側にズレ、下の奥歯が内側にズレていることで、上下の歯を噛み合わせた時に、奥歯がすれ違い、しっかり噛み合わない症状です。
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02.子供の矯正
小児矯正には、「第一期治療」と「第二期治療」があります。 「第一期治療」は永久歯がきれいに生えるようにあごの成長をコントロールしたり、上下のあごの成長のバランスをコントロールし、 受け口や出っ歯の土台の部分を治します。また、口呼吸や指しゃぶりや舌の悪い癖を早い時期に改善します。「第二期治療」は永久歯が生えそろった後に行い、歯にブラケットとワイヤーをつける治療で、基本的に成人の矯正治療と同じです。
小児から始めるメリット
矯正治療は大人になってからでも受けることができますが、子どものうちに受けることによって、あごの成長発育を利用できるメリットがあります。実際、あごの成長発育をコントロールすることで、本来手術が必要な症状を回避することや、歯を抜かずに治療ができる可能性も高まります。また、成人から始めた場合より、仕上がりが綺麗になるメリットもあります。
開始時期と治療期間
- 開始時期
- 相談する時期は「小学1年生が1つの目安だと思います」 口の中の状態は一人ひとり違うため、一概に「開始は何歳から」と断定することはできませんが、7歳くらいは、ちょうど上下の前歯が生えかわり、将来の歯並びがある程度予測できる時期だからです。
- 治療期間
- 治療期間は不正咬合の状態によって異なりますが、骨の成長を利用するにはやはりある程度の期間は必要です。したがって、「第一期治療」に1~3年ほど、「第二期治療」に1~2年ほどの期間が必要な場合が多いです。
03.大人の矯正
子供と違い、すでに成長発育が止まっている大人の場合は、あごの大きさが完成しているため、それをベ−スに治療を行います。 そのため、あごの大きさに対して歯が並びきらずデコボコしている場合や、歯列が出ている場合などには、 歯を抜いて(多くは、犬歯の後ろの第一小臼歯)、抜いたスペースを利用して歯列をきれいに並び替えたり、前歯を後方に移動したりします。
矯正治療のメリット
成人の治療は成長発育がほとんどないため歯の移動計画を立てやすいという利点があります。また、成人の場合は、治療を受けるご本人の強い意志があるという利点があります。矯正治療は、通院日を守り、歯みがきなどをきちんと行うことで、はじめてよりよいゴールにたどり着けるからです。
開始時期と治療期間
- 開始時期
- 特に治療の年齢制限はありませんので、「治療したい」と思った時が開始に適した時期だと思います。しかしながら、歯周病が重症になる前や、むし歯や歯の喪失が少ない時期の方がより治療がスムースに進みますので、なるべく早い時期に治療を開始することを推奨します。 また、インプラントをする前に矯正治療を開始した方が良いと思います。それは、インプラントは矯正治療で動かせないからです。
- 治療期間
- 大人の矯正治療の治療期間はおよそ1~3年間です。歯並びの症状によって期間が違いますが、当院では平均2年間ほどで矯正装置が外れます。
04.矯正治療の種類
おもに、歯に直接固定するマルチブラケットと呼ばれる装置と、取り外し可能なインビザライン(カスタムメイド型マウスピース矯正装置)などの装置があります。
一般的な矯正治療の種類
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メタルブラケット+シルバーワイヤー
- 金属のブラケットに銀色のアーチワイヤーを通し、歯並びを精密にコントロールします。昔ながらの矯正装置ですが、アメリカでは今でもよく使用されている装置です。
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クリアブラケット(審美)+シルバーワイヤー
- 目立たない審美ブラケットに銀色のアーチワイヤーを通し、歯並びを精密にコントロールします。透明または白色のブラケットを使用することにより、目立たなくなります。
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クリアブラケット(審美)+ゴールドワイヤー
- 目立たない審美ブラケットに金色のアーチワイヤーを通し、歯並びを精密にコントロールします。透明または白色のブラケットと金色のアーチワイヤーを使用することにより、目立たず、見た目が上品になります。
目立たない矯正治療の種類
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リンガル(裏側)矯正
- 歯の裏側に矯正装置(ブラケットとアーチワイヤー)を付け、装置が見えませんので、他人から矯正治療をしていることを気付かれません。しかしながら、裏側に装置があることで、しゃべりにくいなどの違和感もあります。
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ハーフリンガル
- 見えやすい上のあごはリンガル(裏側)に矯正装置を付け、見えにくい下あごはラビアル(表側)に矯正装置を付けます。また、下のあごはリンガル(裏側)に矯正装置を付け、上あごはラビアル(表側)に矯正装置を付けることもできます。
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クリアブラケット(審美)+ホワイトワイヤー
- 目立たない審美ブラケットに白色のアーチワイヤーを通し、歯並びを精密にコントロールします。透明または白色のブラケットと白色のアーチワイヤーの組み合わせは、最も目立たないラビアル(表側)の矯正装置です。
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マウスピース矯正(インビザラインなど)
- 取り外し可能なインビザライン(カスタムメイド型マウスピース矯正装置)などの装置は、食事や歯みがきの時は装置をはずことができます。歯並びの症状によっては綺麗に並ばないこともありますので、適応するかどうかを相談時に確認する必要があります。
短期間の矯正治療の種類
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コルチコトミー(ウイルコドンティクス法など)
- ①歯ぐきを剥離する。②歯を支えている骨(歯槽骨)を切開し、外科的侵襲を加える。③歯ぐきを縫合する。このような処置により、骨代謝が促進(RAP:Regional Acceleratory Phenomenon)され、歯の移動の促進を期待する方法ですが、まだエビデンスが少ない方法です。ウィルコドンティクス法(PAOO)もコルチコトミーの一種の方法です。
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コルチシジョン
- 歯ぐきを剥離せず、歯ぐきの上から歯を支えている骨(歯槽骨)を切開し、骨代謝が促進(RAP:Regional Acceleratory Phenomenon)され、歯の移動の促進を期待する方法ですが、まだエビデンスが少ない方法です。コルチコトミーに比べ外科的侵襲が少ないメリットはありますが、骨代謝の促進も少ない感じがします。
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プロペル
- 歯ぐきの上から歯槽骨に小さな穴(MOPs: 微小骨穿孔)を開ける方法で、骨代謝が促進(RAP:Regional Acceleratory Phenomenon)され、歯の移動の促進を期待する方法ですが、まだエビデンスが少ない方法です。術後の腫れや痛みが少なく、もっとも外科的侵襲が小さいことが特徴です。
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インプラントアンカー矯正
- 歯科矯正用アンカースクリューを一時的にあごの骨に埋め込み、それを固定源として歯を動かす方法です。複数の歯を効率的に移動することができ、治療期間の短縮が期待できます。また、従来抜歯が必要な治療が非抜歯で治療可能になる場合や、外科手術が必要な治療が手術不要になる場合もあります。
05.治療費について
一般的な歯列矯正の治療は、健康保険は適用されませんので、「自費治療」あるいは「自由診療」といいます。医療機関が自由に診療内容と治療費用を決める事ができるので、治療費や、治療費全体料金の明細は異なります。都内の矯正費用は80万円~100万円程度と言われています。
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大人の治療費
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- 相談料2,000円
- 精密検査料・診断料25,000円 (精密検査料 15,000円. 診断料 10,000円)
- 矯正料60,000円 (部分矯正)~ 1,200,000円 (上下リンガル)
- 調節料・観察料5,000円
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子供の治療費
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- 相談料2,000円
- 精密検査料・診断料25,000円
- 第一期矯正料250,000円 ~ 350,000円
- 第二期矯正料450,000円
- 調節料・観察料5,000円
06.治療の流れについて
①相談(約30分) まずは、患者さまの悩まれている点について十分話し合い、矯正治療が必要か不必要か、適切な開始時期はいつか、 予測される治療方法や期間や治療費についてご説明いたします。治療について検討していただき、開始する決心がつきましたら、精密検査へ進みます。 ②精密検査・診査(約40分)歯型、顔や口の写真、顔や口のレントゲン写真などの診断に必要な検査を行います。 ③診断(30分~60分)検査の分析結果をもとにした治療方針の詳細をご説明し、納得していただいた後に治療を開始いたします。 ④装置装着(40分~60分)調整(20分~40分)装置装着後、歯の動きに適切なワイヤーやパワーチェーンなどを調節します。 ⑤保定(2年~長期)綺麗な歯並びをキープするため、保定装置(リテーナー)を使用します。
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- STEP.1
- 相談
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- STEP.2
- 精密検査・診査
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- STEP.3
- 診断
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- STEP.4
- 装置装着・調整
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- STEP.5
- 保定アフターケア
COSMETIC DENTISTRY 審美歯科
審美歯科では、むし歯や歯周病の治療に加えて、見た目をよりよくするための処置を行います。歯の詰め物の色が気になる、歯の色を白くしたい、歯の形や歯並びを変えたい、歯ぐきの黒ずみや形を治したいなどのご要望があるとき、以下のような方法で対応いたします。
01.PMTC
PMTC は、日常的な歯磨きでは取り切れない汚れを、専用の器具を用いて取り除くことを言います。歯垢や歯石だけでなく、コーヒーやたばこなどによる着色もきれいに落としていきます。また、研磨剤で歯の表面を滑沢に仕上げるため、汚れが付きにくくなり、むし歯や歯周病の予防にもつながります。定期的にPMTCを受けることで、予防効果はさらに期待できます。
02.ホワイトニング
歯の色は遺伝的に黄色みが強い場合や、加齢、飲食物などの影響を受けます。歯の表面の汚れはPMTCで落とせますが、歯の内部の色までは落とせません。歯の内部まで白くしたい場合は、専用の薬剤でホワイトニングを行います。
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ホームホワイトニング
- ご自宅でホワイトニングを行う方法です。歯科医院でご自身の歯に合ったマウスピースを作成して、そこに薬剤を入れてお口に装着します。低濃度の薬剤を用いるため、毎日2時間程度、2週間以上続けることで効果が得られます。時間はかかりますが、色戻りしにくい特徴があります。
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オフィスホワイトニング
- 歯科医院でホワイトニングを受ける方法です。高濃度の薬剤を歯に塗布するため、1回の通院、1時間程度で効果を得ることができます。ご希望の白さによっては、通院回数、時間が増えることもあります。即効性はありますが、少し色戻りはしやすい特徴があります。
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デュアルホワイトニング
- ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングを併用する方法です。すぐに白くでき、また色戻りしにくいといった両者の長所を引き出すことができます。また、より確実な白さを実現することができます。
03.歯ぐきのエステ
歯ぐきに関するお悩みは、色が黒ずんできた、ラインが不揃い、笑った時に目立つといったものです。歯周病治療で対応できることもありますが、以下のような方法をとることもあります。
歯ぐきの整形
歯ぐきの形状を整えて、歯並びを美しく見せる治療法です。歯と歯ぐきの境目のラインが不揃いだと、歯並びが悪く見えてしまいます。外科的に歯ぐきの形状を改善することで、自然で美しいラインにできます。治療中は麻酔をかけるので痛みもなく、治療後も飲み薬で対応可能です。また、傷跡が目立つことはありません。
歯ぐきの色素除去
メラニン色素などによる歯ぐきの黒ずみを、元のピンク色の歯ぐきへと改善する治療法です。歯ぐきに表面麻酔をかけ、薬剤を塗って歯ぐきの表面の角質を取り除きます。3日~1週間程度で黒ずんだ部分がはがれ落ち、1~2週間後には元のピンク色になります。色素沈着の程度により、治療回数が複数回必要になることもあります。
04.セラミック治療
セラミック治療では、色や透明感を天然の歯に合わせてつめ物、かぶせ物を製作できるため、 治療後にお口の中をみても違和感のない仕上がりにできます。また、金属アレルギーなどの心配のない、生体に安心な治療法となります。
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メタルインレー
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- 素材
- 12%金銀パラジウム合金
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- メリット
- 保険適用になるため、治療費は比較的安価である。
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- デメリット
- 金属色が目立つ。経年的に変色してくる。
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ゴールドインレー
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- 素材
- 金の含有量が多い合金
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- メリット
- 天然歯と同じくらいの硬さでなじみやすい。
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- デメリット
- 金属色が目立つ。
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ハイブリッドインレー
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- 素材
- プラスチックとセラミック
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- メリット
- 色調が天然歯に近い。
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- デメリット
- 経年的に変色してくる。
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オールセラミックインレー
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- 素材
- セラミック
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- メリット
- 色調が限りなく天然歯に近い。経年的な変色はない。生体への安全性が高い。
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- デメリット
- 天然歯より硬い。
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CHILD DENTISTRY 小児歯科
乳歯は永久歯よりも軟らかく、歯の溝が複雑で深いため、むし歯になりやすいという特徴があります。 また、むし歯になると永久歯よりも早く進行します。乳歯には、永久歯を正しい位置に生やすために誘導する役割があります。 むし歯を放置し、乳歯を失うようなことになると、永久歯に悪影響を及ぼし、歯並びや噛み合わせの悪さの原因となってしまいます。 そのため、すぐに治療を受けることが大切です。
01.子供の歯の治療
怖い思いをしたために歯医者嫌いになって、治療や定期検診に支障が出ないように、お子さまとのコミュニケーションを図り、やさしく丁寧に接することを心がけています。
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むし歯治療 - 乳歯や生えたての永久歯は軟らかく、細菌がつくり出す酸に弱いため、むし歯になりやすく早く進行してしまいます。定期的に検診を受け、むし歯があれば早期に治療を受けましょう。
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歯磨き指導 - 子供の歯磨きのポイントは、大人と異なる部分があります。保護者の方と一緒にお子さまにあった歯ブラシの選び方、持ち方、磨き方、歯磨きのタイミングなどをご指導します。
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フッ素塗布 - 歯の表面にフッ素を塗ることで歯を強く丈夫にします。これによりむし歯になりにくくし、再石灰化を促します。1回だけでなく繰り返し塗るとより効果的なので、歯科医院で定期的(3ヶ月おき)に行ないましょう。
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シーラント - 奥歯の溝を樹脂でふさぎ、噛む面の凹凸をなくして汚れが溜まりにくくすることで、むし歯を予防します。時間が経つとはがれることもあるので、歯科医院で定期的に確認しましょう。
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02.その他の治療
お子さまの治療は、歯磨き指導やむし歯予防がメインとなり、むし歯治療も行いますが、それ以外にもお口の状態によっては下記のような治療のご相談もいたします。
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小児矯正
- 成長期にあるお子さまはあごの骨も成長するため、歪みのない骨格を形成できたり、永久歯を正しい位置に生えそろうよう誘導できるなど、成人矯正に比べ、理想的な歯並びや噛み合わせを実現できます。 子供の矯正治療については「矯正治療ページ」で詳しく解説しております。
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歯の先天性欠如
- 一般的に、乳歯の先天性欠如の多くは、特に治療はせず様子を見ます。永久歯が欠如している場合は将来を見据えた継続的な管理が必要で、あごの成長などに応じて治療を検討します。
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歯の外傷
- 歯に外傷を受けて、症状がみられなくても、歯、歯の周りに影響が残り、その後しばらくしてから症状がでてくる場合があります。また、乳歯の外傷の場合は、放置すると永久歯に悪影響を起こす場合もあります。
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小帯切除
- 小帯とはお口の頬、舌、上下唇にあるヒダのことです。付着位置によっては歯に汚れがたまりやすい、歯並びに悪影響、飲食が上手く行えない、発音に支障をきたすなど障害が出ることがあり、必要に応じて切除を行います。
IMPLANT インプラント
歯を失った場合の選択肢として、インプラント、ブリッジ、入れ歯があります。 インプラント治療は、あごの骨にインプラント(人工歯根)を埋め込み、その上に人工歯を取りつけることで、 歯と同じように食べることができ、見た目も自然なものになります。 ブリッジは違和感が少なく噛む力も比較的回復しますが、隣接する歯を削ることや力の負担をかけるデメリットがあります。入れ歯は、比較的容易に製作可能ですが、違和感が強く痛みが起きることがあり、また、あまり強い力で噛むことはできません。
01.インプラントの特徴
インプラントは、生体との親和性が高いチタンをあごの骨に埋め込むことで、骨としっかり結合して一体化します。これが歯根の役割を果たすため、天然の歯と同じように力をいれて噛むことが可能になります。
- メリット
- ・健康な歯を犠牲にする必要がなく、自然の歯と同じような見た目、機能が期待できる。・かみ合わせの安定を長期間保つことができ、失った部分のあごの骨がなくなるのを防ぐ。・失った歯の数が多い場合にも咀嚼能力を回復できる。
- デメリット
- ・治療期間が長くかかる。・保険適用外のため比較的費用がかかる。・外科手術が必要となり、また、骨量や健康状態により適応とならない場合がある。
左図:健康な歯では、歯ぐきの上に歯冠があり、下には歯根が隠れています。 歯根は特殊な繊維であごの骨と連結されている状態です。
右図:歯を失ったあごの骨に、歯根の代わりとしてインプラント体を埋めて、アバットメントを介して人工の歯冠を連結することで、健康な歯と同等な見た目と機能を再現します。
03.治療の流れについて
インプラント治療を行ううえで最も大切なことは、診断に必要な情報をきちんと得ることです。 その診断に基づいて、患者さまそれぞれに応じた治療方針を提供することが、非常に重要なことであると考えています。
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まず、お悩みやご要望をお伺いし、患者さまのお口の中や全身の健康状態を確認いたします。その上でインプラントに限らず、治療内容・方法、メリット・デメリット、治療期間・費用などの概要を説明します。患者さまのご希望に沿った治療を提案させていただきますので、説明を聞いたうえでご検討ください。
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インプラント治療を行うためには、歯が失われた部分の骨だけでなく、残された歯のむし歯や歯ぐき、噛み合わせの検査も行います。そのためにレントゲンやCTで画像診断を行い、インプラント治療ができるかどうかを含め、治療方針や料金、期間を決定いたします。同意がいただけましたら、治療開始となります。
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歯ぐきを切って、あごの骨にインプラントを埋め込みます。麻酔をしっかり効かせますので、お痛みは感じません。1回の手術時間は30分~1時間程度です。術後は、歯ぐきでインプラントを覆い、あごの骨としっかり結合するのを待ちます。この期間は約2~6ヵ月となります。
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インプラントがあごの骨にしっかり固定されたことが確認できたら、再び歯ぐきを切ってインプラントの頭を出し、アバットメント(インプラントと人工歯の接続部)を取りつけます。2週間程度、歯ぐきの治癒を待ってから最終的な型どりを行います。
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歯ぐきの治癒が良好であることを確認してから人工歯を製作するための型取りを行ないます。この際、色や形などは周りの歯を参考にしながら、患者さまとご相談しながら決めていきます。でき上がった人工歯を装着する際には、お手入れの仕方もお話しいたします。
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インプラントは一度入れたら何もしなくても大丈夫というわけではありません。ご自身の歯が歯周病になるのと同じように、インプラントも歯周病のような症状が出ることがあります。せっかく入れたインプラントを長持ちさせるために、日常の歯磨きはもちろん、3~6ヵ月ごとの定期検診をお勧めいたします。